【2025年版】DSA（動的検索広告）完全ガイド｜不動産・人材・EC業界のための実践戦略
2025.04.12[Sat]
目次
DSAとは？
動的検索広告（DSA：Dynamic Search Ads）とは、簡単に言えば「ページを登録すれば勝手に広告出してくれる機能」のことを言います。Googleが提供する検索連動型広告の機能の一つです。
広告主のWebページと関連性の高いキーワードで検索しているユーザーに対して、GoogleがWebサイトの内容から、ユーザーのニーズを満たすであろう広告を自動で生成し、出稿できる広告出稿方法できるので運用コストを削減しながら広告運用が可能です。
- DSA（Dynamic Search Ads）＝動的検索広告
- Google/Yahooで使える、キーワード登録不要のリスティング手法です。
DSAの仕組み（超シンプル図解）
- サイト内のURLや構造を登録
- ユーザーが何かを検索
- 検索ワードに合致するページをGoogleが自動選定
- そのページに合わせた広告文の見出しを自動生成
- リスティング広告として表示される
DSAが向いている業種
| 業種 | 理由 |
|---|---|
| 不動産 | 「○○区 マンション」などキーワード数が膨大 |
| 人材（求人） | 職種×勤務地×条件の掛け合わせが無限 |
| EC（ネットショップ） | 特に商品数が多く、手動管理が非現実的なショップ |
DSAの3つのページ指定方法
| 指定方法 | 特徴 | 用例 |
|---|---|---|
| URLを個別に指定 | 広告に使いたいページだけ選ぶ | 例：港区マンションだけ対象 |
| ルール設定（URL/タイトル/コンテンツ） | フィルター条件で抽出 | 例：「/tokyo」含むURLのみ |
| 全ページ対象（＋除外設定） | サイト丸ごと対象にする | ただし 除外設定が必須！ |
DSAのメリット（特に中小企業にこそ刺さる）
① キーワード登録が不要で超ラク
→ 人力では到底対応できないロングテールキーワードを自動カバー
② 広告の関連性が高く品質スコアUP
→ 広告文が自動生成されるため、CTR・CPC・CVRに良い影響
DSAのデメリット
| デメリット | 解説 |
|---|---|
| どんなクエリに反応するか読めない | 意図しない広告文・ページが表示される可能性 |
| キーワード単位で入札調整できない | 入札は広告グループ単位。細かい最適化はしづらい |
成果を出すためのDSA運用のコツ2つ
① 除外キーワード（クエリ）を徹底設定する
- サービスと無関係の検索語に配信されないようにする
- 特に「ビッグキーワード」にロングテールページが表示されないように注意
例：「マンション」など広すぎるKWに「世田谷区中古マンション」の広告が出てしまうと、関連性がズレてCVRが低下
② サイト構造に合わせてグループ分け＆入札設計
不動産例：パネル階層別に入札戦略を分ける
| パネル階層 | 入札戦略 | 理由 |
|---|---|---|
| マンション名（例：シティタワー） | 高入札 | CV率高い・購入意欲MAX |
| エリア×種別（例：渋谷区 新築マンション） | 中入札 | 検討度高 |
| 物件種別単体（例：マンション） | 低入札 | 検討初期・CVR低い |
同じ階層でも港区＞足立区など、CVR差があるならエリアごとにもグルーピング！
レポートチェック必須！
- 検索クエリレポートで「どんなKWに対し、どんな広告が出たか」「どのページに遷移したか」を確認
- CTR・CPC・CVRを見て、高成果なページは切り出して別入札設定も有効
サイト構造が命｜SEO的に強いサイトはDSAでも強い
- ページ構成がしっかりしていて
- タイトルタグ・H1が適切
- 商品・サービスごとにページが分かれている
これらが揃っていれば、DSAは自動的に成果を生み出す武器になります。
DSAだけに頼るのはNG！必ず「通常リスティング」とセット運用
| 理由 |
|---|
| 広告文を自分でコントロールできないためABテストが不可能 |
| タイトル改善・見出し検証などができない |
| 品質スコア改善の“レバー”が持てない |
DSA運用まとめ（実行チェックリスト）
- サイト構造がDSA向きか（商品・物件ごとにページがあるか）
- クエリレポートを毎日チェックして除外設定を反映
- ページグループ別に広告グループを作り入札最適化
- 通常リスティングと併用して効果最大化
- DSAで反応の良いページを通常リスティングで拡張
お問い合わせ：DSA活用でお悩みの方へ
- DSA設定・除外キーワード設計・構造分析
- 不動産・人材・ECに特化したリスティング広告運用代行
- LP設計・サイト構造SEO支援も可能
「キーワードが多すぎて無理…」と思った瞬間がDSA導入のベストタイミングです。ぜひお気軽にお問い合わせください。
